2013年8月20日号(「第1回 ODA 過去案件共同レビュー・タスクフォース会合」他)

2013年8月20日発行
http://www.devforum.jp/
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ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス
-(dev-info)-
皆様の同僚・知人への転送大歓迎いたします。
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【1】 ワシントンDC開発フォーラム新着情報チェック:
「第1回ODA 過去案件共同レビュー・タスクフォース会合」他
【2】国連フォーラム
国連職員NOW!UNDP駐日代表・総裁特別顧問
弓削昭子さん
【3】GRIPS開発フォーラム:
第15回エチオピア出張報告書掲載のお知らせ
【4】東京発~世界銀行からのお知らせ
世界銀行 2013
ジュニア・プロフェッショナル・オフィサー(JPO)募集のお知らせ
【5】 ワシントンDC開発フォーラム便り
「サービス満点の国立国会図書館」
執筆:杉原ひろみ
(DC開発フォーラム幹事/ワシントンDC在住)
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【1】 開発フォーラム新着情報チェック
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┌――┐Dev-Info 新着情報チェックでは掲載情報を
|\/│募集しています。情報掲載を希望する場合は、
└――┘ info@devforum.jpまでご連絡ください
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– 日本関連 –
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● 第1回ODA 過去案件共同レビュー・タスクフォース会合(6月28日開催)の議事要旨が公開されています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shimin/oda_ngo/taiwa/taskforce/taskforce.html
● ラオス人民民主共和国との間で、温暖化防止に向けた国際的な努力に貢献するため、二国間クレジット制度に関する二国間文書の署名が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press6_000509.html
● 東ティモール民主共和国との間で、11億800万円を限度とする無償資金協力「モラ橋護岸計画」に関する交換公文の署名が行われました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/data/zyoukyou/h25/130815_1.html
● JICAと住友林業がベトナムでの気候変動対策(REDD+実証活動)に関する協定書に署名しました。
http://www.jica.go.jp/press/2013/20130809_01.html
● ミャンマー連邦共和国で発生した洪水被害に対し、同国政府からの要請を受け、JICAを通じ、1,300万円相当の緊急援助物資を供与することを決定しました。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/jisseki/keitai/kinkyu/130806_01.html
● スーダン共和国で発生した洪水被害に対し、JICAを通じ1,600万円相当の緊急援助物資(浄水器,スリーピングパッド等)が供与されました。
http://www.jica.go.jp/information/jdrt/2013/130813.html
● JICAは企業等が行うBOPビジネスとの連携を促進するため、事前調査を支援する枠組み「協力準備調査(BOPビジネス連携促進)」の調査案件11件の採択を決定しました。
http://www.jica.go.jp/press/2013/20130815_01.html
● 外務省では、10月に日比谷公園にて開催されるグローバルフェスタJAPAN2013に向けて写真展「世界で輝く日本人」の要綱募集を発表しています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shimin/gfjapan/gf2013_photo.html
● 外務省任期付職員(在外医療請求審査・給付業務、 海外広報分野、欧州局政策課総務関係、 ODA広報/開発人材育成の分野、本省営繕業務、領事局における情報システムの企画開発にかかる業務)を募集しています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/saiyo/ninki/index.html
● 外務省国際情報統括官組織専門分析員(アジア太平洋地域のテロ情勢、 中東分野、アフリカ情勢)を募集しています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/saiyo/kikan/index.html
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– バイ・ドナー関連 –
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● 米国国際開発庁(USAID)の定期マガジンFRONTLINESは、8月14日に特別号を創刊し、USAIDの中でもっとも成功と思われる20のプロジェクトについて特集を組んでいます。
http://blog.usaid.gov/2013/08/frontlines-releases-special-issue-on-usaid-results/
● 英国のグリーニング国際開発相が、シリアの人道危機について寄稿しています。
https://www.gov.uk/government/speeches/helping-the-people-of-syria-in-their-time-of-need
● GIZとアフガニスタンEU警察ミッション(EUPOL)は、アフガニスタンにおける協力活動を強化すると発表しました。
http://www.giz.de/en/mediacenter/15520.html
●オーストラリア国際開発庁(AusAID)は、太平洋諸国の看護師や医療教育者達にメンタル医療の研修の機会を与えています。
http://www.ausaid.gov.au/HotTopics/Pages/Display.aspx?QID=1232
● AusAIDはアジア開発銀行およびカナダ政府と連携してフィリピンの官民パートナーシップ強化を支援しています。
http://www.ausaid.gov.au/HotTopics/Pages/Display.aspx?QID=1231
● 8月12日はInternational Youth Day 2013でした。この日にちなみ、カナダの国際開発大臣がカナダの若者により途上国の実情に眼を向けるようステートメントを寄せています。
http://www.acdi-cida.gc.ca/acdi-cida/acdi-cida.nsf/eng/ANN-81282849-GN4
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– 国際機関関連 –
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● 潘国連事務総長は長崎平和祈念式典に寄せるメッセージを発表し、その中で、軍縮に向けてまい進するための政策が不可欠であることを理解できるよう、世界中で軍縮・核不拡散教育を強化する必要があると訴えました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=45597&Cr=nuclear&Cr1=
● 国連人権高等弁務官は、エジプトでの武力衝突を受け、全てのエジプト内勢力に暴力行為の自制と事態の沈静化に向けた対話の開始を要請しました。
http://www.un.org/apps/news/story.asp?NewsID=45628&Cr=egypt&Cr1=
● アジア開発銀行(ADB)は、ベトナムに対し、ホーチミン市とメコンデルタ地域および南部沿岸地域とを結ぶ幹線道路整備のため、4億1,000万ドルの支援を行うことを決定しました。
http://www.adb.org/news/adb-australia-korea-support-new-transport-link-mekong-delta-jp
● 米州開発銀行(IDB)は、25カ国における文化開発プロジェクトに対する支援を行うため、2013年のパートナー機関として45機関を選定しました。
http://www.iadb.org/en/news/announcements/2013-08-08/2013-cultural-development-program,10541.html
● 世界銀行はアフガニスタンの法整備強化に対して5億ドルの支援を行うことを決定しました。
http://www.worldbank.org/en/news/press-release/2013/08/07/50-million-grant-boost-economic-growth-fiscal-sustainability-afghanistan
● 世界銀行とWTO(世界貿易機関)は、貿易に関して今後発展する分野や情報が豊富にない分野についてのデータを、共同で開発、維持管理することで合意しました。
http://www.worldbank.org/en/news/press-release/2013/08/06/wto-world-bank-to-develop-services-trade-database
● 世界銀行が2013年のジュニア・プロフェッショナル・オフィサー(JPO)の募集をしています。
http://go.worldbank.org/R5X83857H0
● 8月19日は世界人道の日 (World Humanitarian Day) でした。
http://worldhumanitarianday.org/
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– シンクタンク・NGO関連 –
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● 米国シンクタンクCenter for Global Development (CGD)のブログに記事、”World Bank Reorganization: To What Extent?”が掲載されています。
http://international.cgdev.org/blog/world-bank-reorganization-what-end
● 同じくCGDよりワーキングペーパー”Promoting Millennium Development Ideals: The Risks of Defining Development Down”が発表されています。
http://international.cgdev.org/publication/promoting-millennium-development-ideals-risks-defining-development-down-working-paper
● 米国シンクタンクブルッキングス研究所では3年前からアフリカのシンクタンクとパートナーシップを組んで公共政策にインパクトを与えるノウハウや、アフリカの「声」がワシントンDCに伝わるような活動を行っています。
http://www.brookings.edu/blogs/up-front/posts/2013/08/14-africa-global-reach-brookings-partnerships-kimenyi
● 英シンクタンクODIが発行するDevelopment Policy Review の7月号(透明性とアカウンタビリティについて)が、8月末までの期間限定で無料公開中です。
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/dpr.2013.31.issue-s1/issuetoc
● 同じくODIのブログが、世銀キム総裁による”science of delivery” を取り上げています。
http://www.odi.org.uk/opinion/7703-jim-kims-science-delivery-role-politics
● 7月31日に行われたジンバブエ大統領選について、英王立国際問題研究所(チャタムハウス)の専門家が様々なコメントを出しています。
http://www.chathamhouse.org/research/africa/current-projects/zimbabwe
● リベリアの内戦が終結してちょうど10年です。英ガーディアン紙が、内戦終結からこれまでの歩みと今後を取り上げています。
http://www.theguardian.com/global-development/poverty-matters/2013/aug/16/liberia-anniversary-accra-accord-positive-peace
● 今年初頭の紛争が激化したマリでは、今も医薬品・スタッフが不足するなど危機的状況にあると国境なき医師団が指摘しています。
http://www.msf.or.jp/news/2013/08/6179.php
● 9月12日に東京にて、国際協力NGOセンター(JANIC)によるNGO就職ガイダンス「NGOで働きたい人へ」が開催されます。
http://www.janic.org/event/912ngongo.php
● 東京マラソン2014では’つなぐ’をコンセプトにチャリティを実施しており、寄付先11事業の中に開発NGOであるプラン・ジャパンの「女の子の生きていく力を育てたい!エチオピアでの子どもマラソン大会開催を通じた女の子の能力強化」も参加しています。
http://www.tokyo42195.org/2014/charity/donation.html
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【2】 国連フォーラム
国連職員NOW!UNDP駐日代表・総裁特別顧問
弓削昭子さん
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● 国連職員の生の声をインタビュー形式でお伝えする「国連職員NOW!」
150回では、国連開発計画(UNDP)駐日代表・総裁特別顧問の
弓削昭子さんにお話を伺いました。困難を困難とせず、常に
Aim High and Higherの精神でチャレンジし続けておいでの弓削さん。
インタビューの全文は下記のリンクからお読みいただけます。
http://www.unforum.org/unstaff/150.html
(国連フォーラム担当:大槻佑子)
http://www.unforum.org/index.htm
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【3】GRIPS開発フォーラム:
第15回エチオピア出張報告書掲載のお知らせ
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(2013年8月)GRIPS開発フォーラムの大野健一、大野泉、
村嶋美穂は、JICAチームとともに、2013年7月29日から
8月2日までエチオピアを訪問し、産業政策対話第2フェーズ
の第4回ハイレベルフォーラム(HLF)を実施しました。今回
のHLFでは、「直接投資(FDI)を通じた技術移転」をテーマ
とした日本側からの発表と、6月下旬に実施されたエチオピア
政府のマレーシア訪問のフォローアップを兼ねた報告が行われ
ました。
出張最終日には、工業省会議室にて、大野健一による日本の
経済発展に関する講義が行われました。
出張報告をぜひご一読ください。
エチオピア出張報告書(614KB)
http://www.grips.ac.jp/forum/af-growth/support_ethiopia/document/2013.07_ET/
201308_Report_web_final.pdf
エチオピア出張の詳細・発表資料等
http://www.grips.ac.jp/forum/af-growth/support_ethiopia/support_ethiopia2_ph
ase2.htm
GRIPS開発フォーラム:飯塚美恵子
http://www.grips.ac.jp/forum/index.htm
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【4】東京発~世界銀行からのお知らせ
世界銀行 2013 ジュニア・プロフェッショナル・オフィサー(JPO)募集のお知らせ
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世界銀行と日本政府は、日本人採用を強化するため、32歳以下(2014年1月1日時点で32歳以下であること)を対象としたジュニア・プロフェッショナル・オフィサー(JPO)の応募受付を開始しました。
2013年は、以下の4つの部署で勤務する専門家の募集を行います。(勤務地はいずれもワシントンDC本部)
1.ヨーロッパ中央アジア地域総局 人間開発ユニット
2.中近東・北アフリカ地域総局 開発効果ユニット
3.アフリカ地域総局 エネルギーユニット
4.ラテンアメリカ・カリブ海地域総局 環境・水資源ユニット
詳細は、以下の世界銀行東京事務所ウェブサイトをご覧いただき、指定のウェブサイトよりご応募いただきますようお願い致します。
http://go.worldbank.org/R5X83857H0
(世界銀行東京事務所: 開裕香子)
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【5】ワシントンDC開発フォーラム便り
「サービス満点の国立国会図書館」
執筆:杉原ひろみ
(DC開発フォーラム幹事/ワシントンDC在住)
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普段はアメリカ・ワシントンDC郊外に暮らしているが、今年も子供の夏休みに合わせて2ヶ月弱、一時帰国した。毎回、帰る度に、日本の良さをしみじみ再発見する。
今年の帰国で一番驚いたのは、国立国会図書館のサービスのすばらしさだった。職業柄、調査のため文献を漁るのだが、ワシントンの自宅で日本語文献検索をする時は、国立国会図書館の検索システムを主に利用している。そして、日本に帰ると実際に図書館に足を運び文献を手にしているが、大学や専門機関の付属図書館で用が足りていた。そのため今まで国立国会図書館に足を運ぶことはなかったのだが、今年は、国立国会図書館の評判を聞いて、利用してみたのだ。
行く前は正直言って、大規模かつ閉架式なので、資料を迅速に入手し、必要箇所を複写できるか心配だった。しかし、そんな心配は無用だった。
まず、館内の閲覧端末が非常にわかりやすかった。検索システムも充実し、端末から資料の請求や申し込み状況の確認もできるので、資料の受け取りがスムーズにできる。必要箇所の複写も同様だ。利用者が列を作って並んでいても、スタッフが実に手際よく裁いてくれる。アメリカではまず考えられない。
また、随所にサポートスタッフが立っていて、利用者端末の操作や資料の入手・複写手続きがわからず、もたもたしていると、スタッフの方から近づいてきて、親切に説明してくれる。一流ホテルのコンシェルジェか、はたまた、スタバの従業員かと思うくらい、きめ細かいフォローをしてくれて、それが何より感動した。
複写料金も決して安くはないが、曲がることなく、きれいに、かつ紙に納まるように複写サービスをしてくれて、それにも驚いた。
普段、アメリカで暮らしていると、質の高いサービスなんて期待できない。物事が順調に運ぶこと自体が稀だ。その度に「どうしてこんな簡単なこともできないんだろう。」と、ため息をつくのも疲れ、最近は、相手に高度な事を期待することも諦めている。それだけに、予想外だった国立国会図書館のきめ細かいサービスに、いちいち驚き、感動したのであった。日本のサービスはすごい。今年もそう実感した一時帰国だった。
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DC開発フォーラム「情報サービス(dev-info)」と
「メーリングリスト(devforum)」
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ワシントンDC開発フォーラムでは、本フォーラムBBL関連情報 (案内・レジュメ・
議事録)をはじめとする活動情報に加 え、グローバルな開発戦略と日本の
関わりに関する主要な情 報を、「ワシントンDC開発フォーラム・情報サービス
(dev-info)」として、電子メールにて2週間に1回を目途 に送付しています
(メルマガと同じです)。バックナンバー はこちらです。
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ければ幸いです。
また、本フォーラムでは、毎回のBBLについての意見交換の 他、より広くグロー
バルな開発戦略と日本の関わりに関する 意見交換や情報交換を行うために、
「ワシントンDC開発フォーラム・メーリングリスト(devforum)」を運営しています。
相互の信頼関係に基づく率直かつ真剣な意見交換を確保する ため、本メー
リングリスト参加者は氏名・所属を明らかにするとともに、発言者の了承がない
限りメディア等での引用が されないようご配慮いただきます。本メーリングリストへ
の 参加をご希望の方は、次のウェブサイトに掲載している 「devforum参加者の
共通理解」に目を通していただいた上で、上記連絡担当まで氏名・所属・電子
メールアドレス・問題関心をご連絡ください。
http://www.devforum.jp/mail/index.htm
dev-infoやdevforumをはじめ、DC開発フォーラムの活動につ いてご意見・ご示唆
等ありましたら、お気軽に上記連絡担当 (info@devforum.jp)までお寄せいただ
ければ幸いです。
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編集担当:小林隼人/荘所真理/春木由美/杉原ひろみ
発行:ワシントンDC開発フォーラム
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